【コスモス成年後見サポートセンター入会】

皆さん、こんにちは。神奈川県 横浜市 南・港南支部所属 行政書士 近田知成です。

久しぶりの記事投稿(2か月ぶりですかね?)となってしまいましたが、この更新までの間に私が行ってきた事、参加していた出来事について今後数回に渡りご紹介して行きたいと思います。


①【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部】への入会

かねてより入会前研修を受講して参りました【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部:通称かなさぽ】ですが、昨年末実施の考査に無事合格し、2019年2月より入会する運びとなりました。

入会前研修の総受講時間は実に70時間余り、その受講分野は【成年後見制度概要】から【事例研究】【業務内容考察】【介護保険制度】【認知症理解】【障がい者福祉各関連知識・・・etc.と多岐に渡り、齢40を越えめっきり覚えが悪くなった自身を叩き直す良い機会となりました。

私としては、行政書士として業務を行う上で、開業当初より後見分野に携わる意思を強く抱いていたわけではありませんでした。

しかしながら、開業地である【横浜市港南区】それに隣接する各地区では、【住民の高齢化】・【単身世帯状況の傾向が顕著であり、【相続・遺言のご支援】を実践していく上で習得必須となるであろう【成年後見=重要テーマ】であるとの認識から、当会へのアプローチを試みる結果となった次第です。

実際、研修を受け当該【成年後見分野】の実情や今後の見通し問題点等を知る事は自身にとって新たな気付きをもたらすと共に、この持ち得た知識を地域の中で還元せねば・・との明確な意思を持つ契機となりました。


A「独り身で歳を重ねていく中で、もし認知症になってしまったらどうすれば良いのか・・?

B「判断能力に翳りが見えた場合に備え、何か事前に手を打つ事は出来ないか・・?」・・・etc.

この様な思いは、長寿社会の中において誰しもが持ちうる素朴な疑問であり、また答えを出すことが難しい課題でもあります。

成年後見制度】は【精神上の障がいにより、判断能力が低下した場合(その低下の度合いには様々な段階があります)に、その方の財産管理と身上監護身上保護)を行う】為に整備されたものです。

上記A・Bのような疑問や不安をお持ちの方が多数存在する実情がありながら、その疑問に対する【取り得る選択肢の一つ】として【成年後見制度】がある事までは一般周知されていない・・・そんな現状を先ずは打開しなければならないのかもしれません。


私が所属する事となった【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部:通称かなさぽ】は、2000年の介護保険制度発足に伴い運用が開始された【成年後見制度】に関し、その運用開始当初から社会貢献の一環として今現在に至るまで、ご利用者の方に寄り添いながら当該分野において地道な努力を積み重ねてきた組織です。

会員の全員が【成年後見賠償責任保険】に加入し、有責案件に対する備えを整え、後見業務受任に当たっては年複数回の【業務報告】も義務化された志高い組織とも言えます。

各地域の中で年に数回【無料相談会】を開催し、その地域のニーズに直に触れ、また、地区単位での研修会を積極的に行う事で会員各々が知識の研鑽に努めています

成年後見分野における【後見人の最終的かつ唯一の目的(想い)】は【ご本人のその人らしさを尊重するサポート】にあります。

しかしながら、そのような高い業務理念の一方、業務の中で直面する様々な問題には後見人単独の判断では乗り越えが困難な事象多々存在する事も事実ですし、後見人が事態を抱え込んでしまえばご本人の不利益に繋がってしまいかねません

かなさぽ】への所属は、この様な後見人自身単独の判断では【ご利用者の方に不利益が出かねない困難事例にあっても、実務における相談先として利用することが出来る事を表しています

かなさぽ】に所属されている多くの諸先輩方のアドバイスや知見に耳を傾け自身をブラッシュアップさせていくと共に、私というフィルターを通し延いては一期一会で出会う方々の利益に還元されるような流れが整えられれば幸いである、と今は感じています。


関連URL:【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部:通称かなさぽ】【http://www.kanasapo.com

 

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