皆さん、こんにちは。横浜市で活動中の行政書士、近田知成です。
平成31年4月12日(金)に京急線杉田駅1階『パティオ広場』にて、【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部:横浜南地区】主催の第9期無料相談会が行われました。
当日は朝から曇天、気温もこの時期にしてはかなり低く、ご相談者様の足取りへの影響を危ぶむコンディションではあったものの、蓋を開けてみれば多くの方にご来場頂き盛況のうちに終了する事が出来ました。
今回【かなさぽ】入会以後初となる所属地区相談会への参加でしたので、初めてお顔を合わせる会員の方とのコミュニケーションを図りつつの相談業務となりました。
この場にて、ご相談者様及び当日お世話になりました会員の皆様に御礼を申し上げたいと思います。
当日、相談担当の時間帯以外では当会周知用のティッシュを配る等を行いましたが、すれ違う市民の方々の【成年後見】に対する印象は実に様々であるとの感想を抱きました。
『私は近くに家族がいるから、成年後見は関係無い。』
『認知症になってから、周りの人が考えるでしょ。』
といったご意見を受ける事もありましたし、そもそも・・・
『成年後見という言葉は聞いたことがあるが、実際何をするのかは知らない。』
というお言葉も多く、後見制度の必要性の高さと実社会における当該制度の周知実情にかくも大きな開きがあるのか・・・と驚いた次第です。
今年の2月に当会へ入会した新人の身としては、後見支援の受任により制度ご利用者様の【財産管理と身上監護(保護)】に寄与するのは勿論のことですが、今回の相談会の様に、地域の中で多くの人に【当該制度の意義と必要性を知ってもらう活動】も等しく大切であるとの認識を持ちました。
かなさぽパンフレットー1昨今、様々な媒体で語られている通り、今後も更に後見制度を利用される(又は必要に駆られて利用せざるを得なくなる)方が増えていくと思われます。
私が住む地域においても、社会人口の高齢化は著しく、一人暮らしのご高齢者で認知症を患い周りの人のサポートを必要としている方が多数おられるのが現状です。
隣近所の方が異変を察知し、地区の民生委員や地域包括支援センター(地域包括ケアプラザ)へ話を繋いで初めて支援の必要が判明するケースも多いと地域誌等でも語られています。
このような段階に至って【成年後見制度】利用を検討するとなると、申立て前の準備段階から実際に制度利用するまでにかなりの時間がかかり、その【空白の期間】特に【身上監護面】で問題が出る可能性も考えられます。
制度をスムーズに活用する為には一般社会の中で【いかに当該制度が周知されるか】にかかっているのではないか。・・・と私は思います。
成年後見制度を【ご本人にとって適切なタイミング】で利用する事で、これらの方々を下支えし、【地域の中で】見守っていく必要性は現在進行形の問題です。
当会に入った私としては、制度PR窓口としての役も担っているのだとの自覚を持ち、今後も鋭意活動して行きたいと思っています。
関連URL:【コスモス成年後見サポートセンター入会】
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