【介護職員初任者研修】

皆さん、こんにちは。神奈川県横浜市港南区にて鋭意活動中の行政書士、近田知成です。

第78回目記事投稿となる今回は備忘録として、6月資格取得となった【介護職員初任者研修】について記述していきたいと思います。


以前の記事にてご紹介済みですが、【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部:通称かなさぽ】では、入会するに際して事前研修を行っています。

関連URL:【コスモス成年後見サポートセンター入会】

参照URL:【コスモス成年後見サポートセンター神奈川県支部https://www.kanasapo.com/index.html

私も2月より当会に所属していますが、その前には一定期間【後見分野】にまつわる様々な事柄学んで参りました


成年後見】にまつわる学習分野の1つに【介護に関する事項】があります。

コスモスの入会前研修では、主に【介護保険制度】について学ぶのですが、【成年後見人】としてご本人の【後見事務】にあたる場合、当該制度概略の理解に加え、【実際の介護の世界ではどのような事が行われ、どのような注意点が存在するのか?】・・・の把握が重要であるとの思いを抱き、【介護職員初任者研修】の資格講座を受講することになりました。


この【介護職員初任者研修】(旧介護ヘルパー2級)とは、介護の世界における【入門的資格】であり、家庭介護にも活用可能な知識や実技を学ぶものです。

講義は、【座学】として【介護サービスの基礎的な知識】から、【介護施設に関連する情報】【福祉用具の使用方法】や、【老化への理解】、【認知症にまつわる事項】・・・etc.を学び介護に必要な知識の習得に取り組むと共に、【実技】においては【自ら車椅子に乗り】その感覚を体験したり、【介護用ベッドからの移乗】、【整容の仕方】、【排泄介助や入浴介助】・・・まで様々な過程を実践していきます。


研修先にご迷惑となりますので詳しくはお知らせできませんが・・・

例えば【整容の授業】では、片麻痺の設定でご利用者を生徒の1人が担当し、もう1人が介護者として【着替えの支援】を行います。

また、【排泄介助の授業】ではオムツ(紙オムツやリハパン)を実際に履き排泄後の洗浄からオムツ交換までを一連の行程でシュミレートします。


見るとやるとは大違い】とはよく言ったもので、たとえシュミレーションとしての介護実技だとしても、実際に【自らの体】を使ってみれば、頭の中で考えている以上の大変さを実感する事になります。

介護される側の気持ちも推し量りつつサービス提供をする訳ですから、常に身がすくむ思いで終始手探り状態です。

しかし、そのようなデリケートな実技過程の中でも『介護サービスをするってこんなにも大変なんだ・・・。』との実感や『介護される方はこういう気持ちになるんだなぁ・・・。』との気付きも得られましたし、【感覚として体験できる事には大きな意味があったと思います。


一般的に【成年後見人】は、ご本人の【財産管理を行うだけ】という誤った認識を持たれがちですが、その重要な職務の1つに【身上監護上の必要な手配】があります。

関連URL:【成年後見人制度について】

身上監護】という言葉からも分かるように、この手配には【ご本人の現状に則した適切な施設利用選択や介護サービス利用契約の締結が含まれます。

その為、【成年後見人】はサービス利用開始前に作成される【利用計画書】に目を通す必要がありますし、その【作成会議】に参加する事も考えられます。

また、実際の施設利用ともなれば、ご本人が介護施設にて【安心安全なサービス】を提供されているか確認をしなければなりませんし、当該介護サービス適切になされていなければ施設側に是正を求める事さえあり得ます。


私にとって、上記のような【成年後見事務の現場で起こる事態】に適宜対応するための自己鍛錬期間として、【介護職員初任者研修】は正に打って付けの場であったと思います。

今後は【介護職員初任者研修】で得られた【感覚】や【知識】を成年後見の現場で生かしていければ、と考えているところです。

関連URL:【成年後見業務の適正について】 :【成年後見人と連携する専門職について】

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