前回に引き続き、【ヒアリング項目:遺言書作成編】についてご紹介して参ります。
関連URL:【ヒアリング項目:遺言書作成編①】
ヒアリングの際には【チェックリスト】を活用し、情報の集約と確認を行います。
下記に簡易的なリストを掲載致しますのでご参照頂ければと思います。
遺言書作成チェックリストー1
これらの各事項は、【自筆証書】【公正証書】等様式の種類を問わず、共通してお聴きする内容となります。
中には、初対面の人間に対して伝えにくいものもあり、特に【遺言書作成理由】に関しては【ご家庭の内情】に通ずる極めてプライベートな事項となりますので、ご無理をなさらず【お話頂ける範囲内で】の伝達で構いません。
関連URL:[行政書士が負う義務とは?】 (※行政書士には【守秘義務】がございますので、その点安心してお話して頂ければと思います。)
また、お打ち合わせを行う過程では、【その場で直ぐに答える事が難しい事項】も存在します。
上記チェックリストの中で言えば・・・不動産登記の情報(家の中を探したが【登記識別情報や登記済証】が見つからないケースはよく御座います。)や、遺留分に関する事項、遺言書に載せる【付言事項】について・・・が典型的と言えるでしょうか。
関連URL:【遺言書と遺留分の関係】 【遺留分とは?】
不確かな情報に基づく遺言書作成には(依頼者様、当職側双方にとって)様々なリスクが伴いますので、【客観的情報は公的な書面】により、【ご依頼者様の主観的な情報は複数回のお話し合い】により確実性を担保しつつ行程を進めて参ります。
(私としましても、初回のお打ち合わせの際に【その場で即答しかねる事項】も御座いますので、そのような場合には、一度課題を持ち帰らせて頂き【調査】の後ご返答させて頂く事もございますので、何卒ご了承くださいませ。)
お話の中で【現況把握】を行っていく上では、【細かな詰めの作業】も必要となります。その中ではより詳しい状況を【メモ】(下記に簡単なものを掲載いたします。)にて記述、把握していくことが大切です。
遺言書作成チェックシートメモ-1
すぐにお答え出来ない事項であったり、言い淀んでしまう種のお話もコミュニケーションを重ねていく事で乗り越えていけるものと私は考えています。
その為には面談形式でのお打ち合わせ以外にも、電話やメールを通じた簡易的な意思疎通も必要かと思います。(お手数ではありますが、複数の連絡手段の確保はこの点の重要性を反映してのものであるとご理解頂ければと思います。)
【遺言書】は生前の最終意思を反映した【その方の芯の部分】を表すものです。
残された遺言書により【その思いが体現】される時の事をイメージして、私としては【ヒアリング作業】に注力するよう努めて参ります。
関連URL:【お問い合わせ】 【ご依頼の流れ】 【遺言書作成前のステップ①】
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